最初の質問は治療の内容ではありません

海外からご連絡をいただく保護者の方の多くは、「どんな治療をするのか」から始めません。最初の質問は 「韓国に行かないと何も分からないのでしょうか」 です。
そんなことはありません。すべてを決める段階 — あとどれだけ時間が残っているかを知ること — は日本国内で行えます。
この記事では、韓国外にお住まいのご家族に対して私たちが実際に取っている手順を、最初のご連絡から経過観察までご説明します。
まず知るべきこと — 残り時間

身長は無限に伸び続けるわけではありません。長い骨は両端近くの成長板で伸びており、そこが閉じれば成長は終わります。
暦の上の年齢はこれを教えてくれません。同じ十三歳でも、残された年数はまったく違うことがあります。それを示すのが 骨年齢 で、手首のレントゲンから読み取ります。
ご家族がどこにお住まいでも、手首の撮影が常に最初の一歩になるのはこのためです。
日本国内でできること

現地でお願いしている検査は二つです。
- 手首のレントゲン — 骨年齢と成長板の状態を確認します。一般の医療機関で撮影でき、被曝量はごくわずかです。
- 血液検査 — ホルモン値、甲状腺機能、肝・腎機能、栄養に関わる指標を見ます。
いずれも標準的な検査で、特別な設備は要りません。結果はオンライン診療の前にお送りいただければ、事前に拝見します。
オンライン診療

検査結果が届いた時点で、ビデオ通話での診療をご案内します。レントゲン画像と血液検査を、保護者の方と一緒に見ながらご説明します。
ここで得られるのは全体像です。残り時間はどれくらいか、実際に成長が遅いのか、何かが成長を妨げていないか。
「まだ時間があり、今は始めるものがない」という結論になることもあります。それも良い結果ですし、ご自宅にいながら分かることです。
日本語でのご相談

成長の管理は一度で終わるものではなく、数年にわたる継続的な経過観察です。
そのため、やり取りのしやすさは思われている以上に大切です。検査先のご案内、結果の送付、診療のご予約まで、順を追ってご案内します。
ご決断の前に、メッセージでご質問いただくだけでも構いません。
その後の流れ

検査の結果、管理を始めたほうがよいと判断される場合、計画は所見に沿って組み立てます。全員に同じものを当てるわけではありません。
経過観察は定期的な再測定で行います。年間何センチ伸びたかが計画の有効性を示す数字であり、うまくいっていなければ翌年ではなく数か月で見えるはずです。
成長にはお子さん一人ひとりの差があります。本記事は一般的な情報であり、診断ではありません。
FAQ
まず韓国に行く必要がありますか
ありません。最初の段階 — 手首のレントゲンと血液検査 — は日本国内で受けられます。その結果をオンライン診療で一緒に確認してから、判断していただけます。
日本ではどんな検査を受ければよいですか
骨年齢を見るための手首のレントゲンと、ホルモン値・甲状腺機能・肝腎機能・栄養指標を見る血液検査です。いずれも一般の医療機関で受けられる標準的な検査です。
まだ迷っている段階でも相談できますか
もちろんです。「まだ時間があり、今は始めるものがない」という結論になることもあります。それをご自宅にいながら知ることも、十分に意味のある結果です。